江古田スープ 第22回

2016年05月11日

江古田スープ

DSC00075.JPG              本日はお昼からスープ作りです。
早めにスープを済ませ、向かうところがあるのです。
ということで、早速お買い物へ。

少し小腹が空いていたので、マザーグースへ寄り道。入ってすぐ、コッペパンバーが!いつも何か新しいことを企画するマザーグースさん。早速、コッペパンを購入。

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かつて、江古田市場の入り口でもあったマザーグースの脇にある道からついに始まった江古田市場跡地の工事を眺めます。

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一年間手つかずだった土地を掘り起こして、基礎を作り始めていました。ここには賃貸住宅3棟が建つ予定です。あっという間に出来るだろうと話しながら手際よく進む工事を見つめました。
そして、いつものようにフクミさんで季節のお野菜を購入し、市場通りへ。今日はお肉だけではなくお魚も!この商店街の最古参、魚勇さんでまぷさん(羊屋さんのゴーストライターであったネコ、4年前21歳でその波乱の猫生に幕を閉じる。江古田スープはまぷさんの月命日17日前後に行っている)の大好物でもあるマグロと、勧めていただいた鰹を購入。お姉さん、威勢良くオマケもしてくれました。

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お会計の時に、やっと工事が始まったね、24時間のスーパーももう直ぐ建つのと話してくれました。(市場を)使ってた人は寂しいだろうけどね。ずっと建っててもしょうがないでしょう。と長い間隣で見てきたからこそ様々な思いがあるんだろうなと感じる言葉が連なりました。ふと、閉場直前の市場の店主さんたちもやっと休めるよと話していたのを思い出しました。
さて、日が暮れる前にスープを作らねば。

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お出汁を取ってくれている羊屋さんたちの元へもどり、調理開始です!
今日はスープメンバーの男性陣がお台所に。豪快なレタスサラダと野菜が盛りだくさんの酢辣湯、魚勇さんのお刺身が並びます。

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一足お先に暑気払い。第132回江古田スープ(江古田スープを毎月続けたら、11年で132回だねと冗談を言いつつ)、美味しくいただきます。サッパリしたメニューだったのでペロリと平らげました。DSC00284.JPG
さてさて本日のメインは夜の江古田です。
夜の江古田に煌々と光る「江古田コンパ」の文字。

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急な階段を登り、ドアを開けると笑顔で「待ってたわよー!」と元気よく迎え入れてくれた、江古田コンパのママ、長嶋さん。早速、64度もあるこの店の看板カクテル「江古田の夜」をシェイク。郷に行けば郷に従うのが常、「江古田の夜」略してエコヨルをいただきました。

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この「江古田の夜」は長嶋さんが考案したそうで門外不出のカクテル。何故かと聞くとこんなアルコール度数高いもの世に出せないもんと、エコヨルを飲み終えた後にケロッといいました。江古田の夜は恐ろしいです。だけど飲みやすくて美味しいカクテルだったので、ペロリと飲み干しました。
コンパというのはラテン語で、集まる・交流するという意味があるそうです。かつては銀座や様々なところにコンパは存在しました。お酒を飲みながら、お客さん同士が交流する場としてかつては一世を風靡したそうです。
江古田コンパは日本に現存する最後のコンパでもあります。現在は、長嶋さんとオーナーの原さんのお二人で営業をされており、40年以上も続く江古田の名店です。
江古田に住んでいた様々なアーティストや学生、お姉さんからおじさままで沢山の人が夜の勉強をしにこの店に訪れたそうです。また、長嶋さんは江古田から離れたお客さんの元へも時折顔を出しているそうで、お客さんの作った作品が店内に飾ってありました。

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スープメンバーも改めて、江古田の夜の楽しみ方を、お酒を飲む楽しさを長嶋さんと原さんに教えていただきました。最後はニコラシカ。口の中で徐々に混ざり合うレモンとブランデー、飲み干したあとの余韻もひっくるめて締めにふさわしい一杯でした。

お酒を通して人の集う場つくり、カウンター越しに見守ってきた長嶋さんと原さん、お二人の話にはこれまでの歴史がにじみ出ているようで、些細なことなんて吹き飛ばしてしまうような明るさに溢れていました。

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ちょっと大人な江古田スープ、今夜はこれにて終了。

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